
いま情報セキュリティ対策が、注目されています。
インターネットが普及することで、企業の情報資産が不正アクセスの脅威にさらされる時代。家に鍵をかけるのと同じように、ネットワークにも鍵をかけて守る必要性が出てきたのです。
個人情報保護法施行や日本版SOX法の適用をひかえ、内部統制という観点からも情報セキュリティへの注目は高まっているんです。
とはいえ、単にセキュリティを堅牢にするだけでは、今度は利便性が悪くなってしまう?
確かにそのとおり。本来、セキュリティはお客さまご自身で行っていただくものです。けれども、技術進歩の速いネットワーク・セキュリティ分野では特化された技術や経験が必要であり、私たちはその部分を代行させていただくというスタンスです。
セキュリティシステムとひとことで言っても、お客さまの業態やニーズに合った内容を構築・運用する必要がありますから、それを踏まえた上で最適なシステムをご提供することが大切なんです。
2つのセキュリティサポート事業について、お聞かせください。
1つめは、ネットワーク・セキュリティシステムをトータルでサポートする事業。すなわち、セキュリティシステム設計・構築とそれに伴うコンサルティングから導入後の運用管理まで、お客さまのニーズに合わせた最適な環境をご提供しています。
2つめが、どなたにも使いやすいログ解析システム。インターネットサーバやネットワークデバイスから出力されるログを多彩な角度から解析し、技術専門の方でなくても分析しやすく見やすいレポートにして提供するサービスです。どちらも使いやすさと信頼性の高さから、多くの企業でご採用いただいています。
やはり、ユーザー視点。使いやすさが重要であると。
そうですね。例えば、セキュリティシステムの運用監視。これは当社のセキュリティ・エンジニアだけでなく、お客さまご自身でも稼働状況を分かりやすく確認できるポータルサイトを用意しています。ログ解析についても、操作が簡単に行える専用機器を開発するなど、お客さまの細かなニーズを反映しています。サービスの範囲は柔軟に拡がっていますね。
質の高いサービスを提供できる理由とは?
ご紹介したように、当社はネットワーク・セキュリティ・サービスを専門にしています。事業を特化することで経験豊富な人材とノウハウを蓄積することができ、それに相応しい設備も備えることができました。
その結果、質の高いサービスを自社開発し、ワンストップで提供できることが大きな強みとなっています。
だから、ネットワーク・セキュリティをトータルで任せていただけると?
他社のほとんどが海外で開発されたシステムを流用しているのに比べ、当社では純粋に自社開発しています。そのため、きめ細かなサポート体制が可能となり、さらなるバージョンアップにもつながっています。また、自社運営のセキュリティオペレーションセンターは、自家発電や耐震・防火性能などを強化し、最新の入退管理システムで不正侵入者を防ぐなど万全のセキュリティ対策を備えており、高い評価をいただいています。
今後の課題や取り組みについて教えてください。
まだまだ若い会社ですが、2005年3月期に黒字転換を達成し、2006年6月にヘラクレス市場上場を果たすことができました。今後は安定的な収益確保のために、毎月サービス料金をいただく継続的なビジネス、いわゆるストックビジネスを核としていく方針です。
また、新設した教育センターでは、ネットワーク・セキュリティ専門技術者の育成業務もスタートしました。これにより優秀な技術者の社内確保はもちろん、社会に技術者を輩出してセキュリティ分野の裾野を広げていきたい。将来的には、現在のアウトソース型サービスに加えて、セキュリティ専門技術者を派遣するインソース型サービスにも広げていきたいと考えています。