いちよし証券株式会社様ログ分析を新たな業務改善に活かす
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いちよし証券株式会社様は「金融・証券界のブランド・ブティックハウス」を経営目標に掲げる証券会社です。また、個人投資家を中心とした対面販売を主軸に、ひとりひとりの顧客を大切にする姿勢に定評があります。同社は、31の支店に分かれていたファイルサーバーの管理を1つのデータセンターに集約するシステム刷新に取り組んでおり、その一環としてセキュリティを高めるログ監視分析システムを導入されました。そこに選定されたのは弊社の「LogStare」です。
証券会社にとって顧客の個人情報は何よりも重要であることはいうまでもない。児玉氏は「証券会社が保管している情報、特に個人情報はお客様からお預かりしている大切なもので、疎かにはできない」と認識している。それらの情報は、紙に記録されたものとコンピュータで扱うデジタルデータの2 種類に分かれている。紙ベースの情報は以前から、利用する際に多くの手続きがあり、社外への持ち出しを禁じるなど徹底した管理がなされていた。しかし児玉氏はデジタルデータについては改善の余地があると見ていた。
「以前はクライアントPC でコピーや印刷、削除などすべての操作履歴を保存していました。しかしその量が膨大なために解析するだけで2 ~ 3日もの時間がかかり、非効率でした。またログを常時分析して事前に対策を打つということもできなかったのです」と児玉氏は当時を振り返った。
集中管理するデータセンターで一元的にログ監視分析
2006 年から児玉氏は長期的な視野に立って大がかりなシステム刷新に取り組んでいた。そして支店ごとに管理していたファイルサーバを廃止し、データセンターで集中管理することで厳密に監視しようという計画を立てた。そのアクセスログ監視のツールとして採用されたのがセキュアヴェイルのログ監視分析システムLogStare である。LogStare はファイルサーバへのアクセスログを記録し、監視、分析するツールで、トラブルが発生した際には原因究明に役立つ。異常と思われるアクセスログが記録されると担当者にアラートメールを送って、迅速な対応を促す機能もある。上場企業に義務づけられている内部統制に必要なログの保管、レポート作成にも対応している。
児玉氏はLogStare を選定したポイントを次のように語った。「以前からセキュアヴェイルのログ分析が使いやすいことは知っていました。ログを収集するツールは他にもありますが、高価な上、分析という観点から見ると定型的でチープなインターフェイスしかなく、こちらの望む効果が期待できません。その点LogStare は、細かい分析が可能な機能とインターフェイスを持ち、対象アプリケーションも増やすことができ、コストパフォーマンスに優れていました。この3 点が選定のポイントです」
セキュアヴェイルは、証券会社にとって何が重要な情報なのかを考えながら話を進め、そして、慎重なセキュリティ対策の必要性を考え、LogStareを提案させていただきました。
使いやすいインターフェースが詳細な分析が可能にした
中でも特に児玉氏が評価しているのはLogStare が持っているインターフェイスの良さだ。
「ユーザや端末などさまざまな項目を軸にして多角的な分析が可能です。複数の項目を組み合わせたり、組み替えたりすることも自由にできます。また、出力されるレポートも実用的で、そのまま関係部署に回せます。他社のログ分析ツールのレポートは用意された形式から選ぶだけの機能に過ぎず、関係部署に回すときには自分たちで整形しなくてはいけないために非常に手間がかかっていたのです。しかし、このLogStare はテンプレートを元に、提出先に合わせて画面上で簡単にカスタマイズできます」 大江氏もその点を高く評価している。「LogStare は直感的に操作ができ、レポートの日付や項目の表示などにも柔軟性がありました。またこの手のツールは海外ベンダー製で画面も英語のものが多いのですが、LogStare のように日本語で使えるのは習得が早いと思います。実際に使ってみると、さまざまな角度から深い分析することができました」
ログ分析から見えてきた業務改善の糸口
同社のシステム刷新は現在(2009 年3 月)支店からデータセンターへ移行途中で、現在のところ全社的な本格運用にはいたっていない。しかし毎日ログを監視し、夜間、休日など通常は利用されないはずの時間帯にアクセスがないか、大量のデータがコピーされていないか、異常なアクセスが元で障害が起こっていないかをチェックしている。もし問題のあるようなログが残されていた場合には、関係部署に確認を取っている。
このように定期的にログを見るようになって、児玉氏にも初めて気がついた点があったという。「以前、ログの記録は実際に何をやっていたか、どういう使い方をしているかを正確に把握することは不可能でした。他社でもログ収集をしていても、分析までは手がけていないところは多いでしょう。しかし、ログは分析することに意味があるのです。ただ溜めているだけでは成長がありません。LogStare を使ってみて、ユーザである社員の作業内容や使い方が簡単に把握できるようになりました。その結果、共有ファイルの使い方が支店によって異なることがわかってきました。例えばデータ整理のしかた、ファイル保管やフォルダ分類のルールなど。それらを分析することで、実際のユーザの使い方に即した活用の提案や戦略が立てられると思っています」
ログを監視、分析するのはセキュリティ向上や内部統制対応が本来の目的であるが、それ以外の活用も見えてきたという。
「ログは業務改善にも活かせます。ログを分析することから仕事の改善点が見えてきます。分析と改善を繰り返していくことで、業務内容やコンプライアンスを徐々にレベルアップさせられるでしょう。ログを蓄積するだけでは事件が起こったときしか活用できませんが、普段からログ分析することは業務改善のアクションにつなげることができるのです」
実際にログ分析から、同部署の社員が同じ作業を別々にしているというムダを発見したことがあるそうだ。
同社では将来はインターフェイスの優れているLogStare で他のシステムのログを分析できる体制にすることも検討している。








