LogStare Collector リファレンス

TLS通信を使用したSYSLOG収集 Windows版

この記事は投稿日から3年以上経過しています。

当記事では、LogStare Collector(以下、LSCと記載)におけるTLS通信を使用したSyslog収集の設定について記載します。

TLS通信を使用したSYSLOG収集 とは...

TLSとは通信を秘匿する際に使用される暗号化技術です。

概要等の詳細についてはこちらのページをご覧ください。

使用方法

事前準備

  • LSCサーバに、チェーン証明書を用意します。
    ※LSCサーバにて設定できる証明書は1つのみとなりますので、チェーン証明書を使用します。
    ※用意するサーバ証明書のCommon nameをLSCサーバのFQDNまたはIPアドレスと一致させてください。
    ※用意するチェーン証明書はJKSタイプをご用意ください。
    ※LSCにはクライアント認証を行う機能はありません。
    ※各証明書の作成はサポート対象外となります。

LSCサーバでの作業

  1. 事前準備にて用意したチェーン証明書のファイルパスを確認します。
    ※今回はC:testにserver.jksが格納されています。
  2. C:LogStareCollectoretclsc-site.confを編集します。

    証明書の位置と証明書のパスワードを記載します。
    以下の記載では、証明書の位置が「C:/test/server.jks」パスワードが「secuavail」となっております。
  3. LSCを再起動します。

LSCでの作業

  1. Syslog 収集の設定を行います。
    ※設定手順につきましては、以下の記事をご参照ください。
    SYSLOG収集
  2. システム管理 > 環境設定 より、サーバ > Syslog ポート > TLS に収集対象デバイスで設定したポート番号を設定します。
    ※更新をクリックしなければ設定は保存されません。
    ※LSCv2.0.1build201113以降の場合は、syslogポートが競合していた際に、「ポート競合により正しく開始できませんでした。」と表示されます。
    ※LSCv2.0.1build201113以降の場合は、TLSの設定が行われていない際に、「TLSの利用に必要な設定が行われていません。 」と表示されます。

監視対象デバイスでの設定

  1. 信頼されるルート証明機関としてルートCA証明書をインポートします。
    ※インポートするルートCA証明書は、LSCサーバにて使用するチェーン証明書に記載されたルートCA証明書をご利用ください。
  2. LSCへTLS通信によってSyslogを送信する設定を行います。
    ※PaloAltoの設定手順につきましては、以下の記事をご参照ください。
    PaloAltoにおけるTLS通信を利用したSYSLOG送信方法
    ※FortiGateの設定手順につきましては、以下の記事をご参照ください。
    FortiGateにおけるTLS通信を利用したSYSLOG送信方法

以上でLSCにおけるTLS通信を使用したSYSLOG収集についての説明は終了となります。

記載されている会社名、システム名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

当社製品以外のサードパーティ製品の設定内容につきましては、弊社サポート対象外となります。

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