SecuAvail NEWS(Vol.3 2015年1・2月号)
氾濫する「運用サービス」…「運用」とは何をすることなのか?
なるほど~ NetStare®(ネットステア)
障害に備えてコールドスタンバイ構成にしているけれど、コールドスタンバイ機に対する運用はしてもらえないの??
NetStare®(ネットステア)の運用サービスは、アクティブ機だけでなくコールドスタンバイ機に対しても実施しています。
そうなんだ。でも、普段ネットワークに接続していないのに、どうやって運用してくれるの?
コールドスタンバイ機はネットワーク未接続や電源OFFの状態であるため、ネットワークを経由してのサービス提供はできません。
実施するサービスは、今のファームウェアがどのバージョンかを管理し、いざ機器交換をする時にアクティブ機と差異が発生しないようにするというものです。
バージョンが違うとダメなの?
機器の設定情報はバージョンが違うと正常に動かないことがあります。
機器交換をした時に、アクティブ機と同じ設定を投入したら全然動かないなんてこともありえます。
そのため、コールドスタンバイ機はアクティブ機と同じバージョンにしておかないと障害復旧にとても時間がかかってしまうのです。
つまり、アクティブ機をバージョンアップした時にコールドスタンバイ機も一緒にバージョンアップしなくてはいけないってことか・・・
その通りです。バージョンを揃えておくことが、素早い障害復旧のカギです。
メジャーバージョンアップ、マイナーバージョンアップのどちらでも差異は発生しますし、その更新頻度は機種によってまちまちです。それらを管理するのはとても負担がかかるので、私たちが代わりに管理して、コールドスタンバイ機のバージョンアップ作業を行います。
そのため、お客様には定期的にコールドスタンバイ機をネットワークに接続いただくようお願いしています。
設定情報はSOCにて3世代分(現在の設定情報と過去2世代分)保管しているので、バージョンさえ揃っていれば障害復旧までも私たちが行います。
なるほど!コールドスタンバイ機に必要な運用を任せておけば、”いざ”という時もちゃんと交換できるようになっているから安心だね。