SecuAvail NEWS(Vol.10 2017 リニューアル特別号)
「運用」この言葉が持つ本質的な意味を徹底解剖!
セキュリティマネジメントサービスの歩み その1
2016年1月、セキュリティマネジメントサービス「NetStare」のVer.8をセキュアヴェイルよりリリースしました。このコーナーでは、私たちのサービスの誕生からこれまでの歩みを世の中のセキュリティ動向とあわせてみていきたいと思います。
2001年、インターネットの利用が当たり前になり、セキュリティ対策の1つとして企業にファイアウォールの導入が広まってきました。 ファイアウォールはネットワーク環境、組織の体制、利用しているアプリケーション等に合わせて設定変更が必要となります。 導入して終わりではなく、都度見直していかなければなりません。「セキュリティは作ったときから陳腐化が始まる」ため、そうならないためには“運用”が必要不可欠なのです。
では、“運用”とは何をしたらよいのか?専門性が高い上にそのため の体制を構築するのはお客様にとって大変負荷を要する内容です。 そこでセキュアヴェイルは、お客様の代わりに「お客様がやるべきこと」をサービスとして提供し始めました。
しかし会社設立当時は24時間365日の運用体制を最初から作ることは難しく、まずは平日9:00-17:00の対応を行い、 それ以外の時間はシステム的な監視として予め取り決めた閾値や条件でアラートを出すというサービスからスタートいたしました。
また、商用のツールを購入してサービスをすることも経済的に厳しい状況だったため、監視システムもログ分析システムも自 社で作成していく計画で「NetStare」の提供が始まりました。 それまでなかったサービスを立ち上げたため経験者もいませんし、セキュリティシステムに精通した人材もほとんどいない時 代でした。それでも、お客様から求められるニーズはとても高いサービス内容でした。 そのため、ここから「NetStare」は弊社のポテンシャルを最大限に発揮して急速な勢いで成長していくことになります。
※2001年度~2002年度は、当社推定の値
※2003年度以降は、JNSA調査研究部会「2015年度 国内情報セキュリティ市場調査速報」資料を参考にした値
(2015年度は見込値・2016年度は予測値)