ログ分析・監視テクニック

SNMPv2のススメ

この記事は投稿日から6年以上経過しています。

当記事では、SNMPのご利用においてSNMPv1、SNMPv2cを比較し、SNMPv2cをご利用頂くメリットについて記載致します。

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事前準備

ご利用の機器にSNMP環境の構築が完了していること。

Linux環境ならびにWindows環境への環境構築が未設定の場合は、下記ナレッジベースをご覧下さい。

Linux Server環境(CentOS,UbuntuServer)にSNMP(v1, v2c) 設定を追加する

Windows Server (2019,2016, 2012 R2)にSNMP (v1, v2c) 設定を追加する

SNMPv1、SNMPv2cの比較

1.応答品質の違いについて

SNMPv2cには※SNMPトラップにおける再送確認がある為、SNMP情報を取得する際にSNMPv1と比較した場合に高い品質で情報の取得ができます。

SNMPトラップ:SNMPでネットワーク上の機器を監視する際に、監視下の機器(SNMPエージェント)側から管理用コンピュータ(SNMPマネージャ)に向けて 能動的に発信される通知のこと。

2.SNMP情報取得方法の違い

SNMPv2cでは取得情報の仕組みの違いにより、一度に多くの情報をまとめてSNMPマネージャーに送る事ができる為、※PDUのやり取りが少なく済むことでSNMP情報のデータ取得速度が数倍早くなっています。

PDU:送受信される最小の情報の単位のこと

以上が主な違いとなります。

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記載されている会社名、システム名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

当社製品以外のサードパーティ製品の設定内容につきましては、弊社サポート対象外となります。

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