当記事では、Linux Server環境にSNMPの設定を投入する方法について記載します。
使用するディストリビューションは以下のとおりです。
OS:CentOS7.5
OS:UbuntuServer18.10
更新履歴
2019/03/06 新規公開しました。
2023/10/10 Ubuntuの設定方法について別記事のリンクを案内しました。
設定内容 (CentOS)
- net-snmp及びnet-snmp-utilsをインストールします。
# yum -y install net-snmp # yum -y install net-snmp-utils
- vim(vi)にて/etc/snmp/snmpd.confを編集します。
# vi /etc/snmp/snmpd.conf
今回設定するコミュニティ名及びバージョンは以下の通りです。
コミュニティ名:secuavail
バージョン :v1,v2c
※LogStare Collectorにて設定しているコミュニティ名及びバージョンを指定します。以下は設定例となります。
#/etc/snmp/snmpd.conf #75行目:#を削除します。 # sec.name source community com2sec MyUser default secuavail # 78,79行目:#を削除します。 # groupName securityModel securityName group MyGroup v1 MyUser group MyGroup v2c MyUser #85行目:#を削除します。 # view NAME TYPE SUBTREE [MASK] view view_all included .1 #93行目:#を削除します。 # access NAME CONTEXT MODEL LEVEL PREFX READ WRITE NOTIFY access MyGroup "" any noauth exact view_all none none
※保存する時はESC キーを押し、[:wq]と入力します。
- firewalldにてSNMP通信を許可します。
# firewall-cmd --add-service=snmp --permanent
- firewalldを再起動します。
# systemctl restart firewalld
- snmpdサービスを再起動及び自動起動します。
# systemctl restart snmpd.service # systemctl enable snmpd.service
以上でCentOS にてSNMP を利用する準備が整いました。
設定内容(UbuntuServer)
UbunruServer側のSNMP設定につきましては、以下の記事をご参照ください。
LogStare CollectorにてUbuntuをSNMP(v1, v2c) で監視するための設定
snmpd及びsnmp-mibs-downloaderをインストールします。# apt-get install -y snmpd # apt-get install -y snmp-mibs-downloader
vim(vi)にて/etc/snmp/snmpd.confを編集します。# vi /etc/snmp/snmpd.conf
今回設定するコミュニティ名及びバージョンは以下の通りです。
コミュニティ名:secuavail
バージョン :v1,v2c
※LogStare Collectorにて設定しているコミュニティ名及びバージョンを指定します。以下は設定例となります。#/etc/snmp/snmpd.conf #41行目:#を削除します。 # sec.name source community com2sec MyUser default secuavail # 78,79行目:#を削除します。 # groupName securityModel securityName group MyGroup v1 MyUser group MyGroup v2c MyUser #85行目:#を削除します。 # view NAME TYPE SUBTREE [MASK] view view_all inclided .1 #93行目:#を削除します。 # access NAME CONTEXT MODEL LEVEL PREFX READ WRITE NOTIFY access MyGroup "" any noauth exact view_all none none
※保存する時はESC キーを押し、[:wq]と入力します。iptablesにてSNMP通信を許可します。# iptables -A INPUT -p udp --dport 161 -j ACCEPTACCEPT
iptablesを再起動します。# service iptables restart
snmpdサービスを起動及び自動起動します。# /usr/sbin/service snmpd start # /usr/sbin/service snmpd enable
以上でUbuntu にてSNMP を利用する準備が整いました。
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