Windows/Linux

LogStare CollectorにてUbuntuをSNMP(v1, v2c) で監視するための設定

当記事では、LogStare CollectorにてUbuntuをSNMP(v1, v2c) で監視するための設定について記載します。

更新履歴

2023/10/10 新規公開しました。

環境

環境に応じて設定値が異なる場合がございます。本記事の内容は以下の環境にて確認・検証したものとなります。

# lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description:    Ubuntu 22.04.2 LTS
Release:        22.04
Codename:       jammy
# snmpd -v

NET-SNMP version:  5.9.1
Web:               http://www.net-snmp.org/
Email:             net-snmp-coders@lists.sourceforge.net
#

設定内容(Ubuntu側)

  1. snmpd及びsnmp-mibs-downloaderをインストールします。
    # apt-get install -y snmpd
    # apt-get install -y snmp-mibs-downloader
  2. vim(vi)にて/etc/snmp/snmpd.confを編集します。
    # vi /etc/snmp/snmpd.conf
    

    今回設定するコミュニティ名及びバージョンは以下の通りです。
    コミュニティ名:secuavail
    バージョン        :v1,v2c
    LogStare CollectorのIPアドレス:192.0.2.100
    ※LogStare Collectorにて設定しているコミュニティ名及びバージョンを指定します。

    以下は設定例となります。

    ①既存の『agentaddress 127.0.0.1,[::1]』をコメントアウトしその下に以下の内容を追記します。
    #agentaddress 127.0.0.1,[::1]
    agentAddress 0.0.0.0
    
    ②既存の『view systemonly included .1.3.6.1.2.1.25.1』の下に以下の内容を追記します。
    view systemonly included .1.3.6.1.2.1.25.1
    
    # LogStare Collector
    view lsc included .1.3.6.1.2.1
    view lsc included .1.3.6.1.4.1.2021
    
    ③既存の『rocommunity public default -V systemonly』『rocommunity6 public default -V systemonly』をコメントアウトしその下に以下の内容を追記します。
    #rocommunity public default -V systemonly
    #rocommunity6 public default -V systemonly
    rocommunity secuavail 192.0.2.100/32 -V lsc
    

    ※保存する時はESC キーを押し、[:wq]と入力します。

  3. snmpdサービスを起動及び自動起動します。
    # systemctl restart snmpd
    # systemctl enable snmpd

※必要に応じてファイアウォールにてSNMP通信の許可設定を追加してください。

設定内容(LogStare Collector側)

LogStare Collector側の設定方法につきましては、以下の記事をご参照ください。

監視対象デバイスの設定
監視項目スキャンについて
SNMP監視の設定

以上でLogStare CollectorにてUbuntuをSNMP(v1, v2c) で監視するための設定についての説明を終了します。

記載されている会社名、システム名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

当社製品以外のサードパーティ製品の設定内容につきましては、弊社サポート対象外となります。

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