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当記事では、VMware ESXiにおけるSNMPサービスの有効化方法について記載いたします。
目次
対象バージョン
・VMware ESXi 6.5.0
事前準備
・VMware ESXi へ VMware Host Client による接続が行える環境を用意します。
設定内容
SSHサービスの有効化
- VMware Host Client へログインし、ナビゲーターの「ホスト」を選択し、画面右上の「アクション」を選択します。
- 「サービス」より「SSHの有効化」を選択します。
- 以下のメッセージが出力されていることを確認します。
SNMP サービスの有効化
- TeraTermにて、VMware ESXi へ SSH接続を行います。
VMware ESXiではデフォルトではSSHのパスワード認証が許可されていない為、認証情報の入力画面にて、「ユーザ名」を入力後、「キーボードインタラクティブ認証を使う」を選択する必要があります。
- 【Community Name】にSNMPのコミュニティ名を指定します。
[root@hogehoge:~]esxcli system snmp set --communities 【Community Name】
- SNMPサービスを有効化します。
[root@hogehoge:~]esxcli system snmp set --enable true
- 特定のSNMP マネージャとだけ通信を許可する場合は、下記設定を追加します。
[root@hogehoge:~]esxcli system snmp set --targets 【SNMP マネージャのIPアドレス or ネットワークアドレス】
- firewall にsnmp へのアクセスを許可するルールを追加します。
[root@hogehoge:~]esxcli network firewall ruleset set --ruleset-id=snmp --allowed-all true #追加したルールを有効化します。 [root@hogehoge:~]esxcli network firewall ruleset set --ruleset-id=snmp --enabled true
- snmp サービスを起動します。
[root@hogehoge:~]/etc/init.d/snmpd start root: snmpd Running from interactive shell, running command: esxcli system snmp set -e false. root: snmpd setting up resource reservations. root: snmpd opening firewall port(s) for notifications. root: snmpd watchdog for snmpd started.
- SNMP マネージャ側からSNMP ポーリングが行えることを確認します。
[snmpmanager@localhost ~]$ sudo snmpwalk -v 2c -c 【コミュニティ名】 【ESXi のIPアドレス】 1.3.6.1.4.1.6876.1.1.0 SNMPv2-SMI::enterprises.6876.1.1.0 = STRING: "VMware ESXi"
以上で VMware ESXi における SNMPサービス有効化は完了です。
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