当記事では、古河ネットワークソリューションFITELnet-FシリーズのログをSYSLOGを用いて転送し収集する方法について記載します。
対象バージョン
01.06(00)
※当記事では、FITELnet-FシリーズのF220の検証結果をもとに執筆しております。
前提条件
SYSLOGで転送を行うインターフェースにIPアドレスが設定されており、CLIによる操作ができることとします。
設定を保存及び有効化するためのコマンド「save」「refresh」については記載を割愛しております。
各設定では、事前に以下のコマンドを入力してあり、特権ユーザモードにて基本設定モードになっていることとします。
#enable #configure terminal
目次
SYSLOGの設定
SYSLOGの設定では「SYSLOGサーバ及びファシリティの設定」「ログレベルの設定」を行います。
SYSLOGサーバ及びファシリティの設定
ログの転送先となるSYSLOGサーバ及びログの種類を意味するファシリティを設定するため、以下のコマンドを入力します。
# logging host (SYSLOGサーバのIPアドレス) facility all
※本記事では全てのログを取得するため、ファシリティはallとしております。
ログレベルの設定
ログの緊急度を意味するログレベルの設定をします。
ログレベルは、レベル名称またはレベル番号を指定します。
レベル番号の場合、0から7の数字で表されており、数字が小さいほど緊急度の高いログのみを取得することが可能となります。
本記事では全てのログを収集するため、ログレベルは緊急度が一番低い7を設定しております。
以下のようにコマンドを入力します。
# logging host (SYSLOGサーバのIPアドレス) level 7
LogStare Collectorにて設定すること
FITELnet-Fシリーズより転送されたログは「SYSLOG収集」にてLogSatre Collectorで受信します。「SYSLOG収集」につきましては、以下の記事をご参照ください。
以上で、古河ネットワークソリューションFITELnet-FシリーズのログをSYSLOGを用いて転送し収集する方法についての説明は終了となります。
記載されている会社名、システム名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。
当社製品以外のサードパーティ製品の設定内容につきましては、弊社サポート対象外となります。