当記事では、LogStare Collector(以下、LSCと記載)サーバの再起動時の注意点について記載します。
目次
再起動前後にチェックするべき項目
- Syslog収集、WMI収集やSNMP監視等を行っているか
- ファイル収集時間とLSCサーバがシャットダウンする時間が重なっていないか
- LSCを正常に停止しているか
- OS再起動後にLSCが起動しているか
Syslog収集、WMI収集やSNMP監視等を行っていないか
こちらの項目はほぼ全てのユーザの皆様が該当いたします。
LSCサーバが再起動している際にはSyslog収集やSNMP監視といった各種監視収集機能は停止します。
もしLSCサーバが停止している間に障害が発生した場合には該当のログを取得することはできません。あらかじめご了承ください。
※ネットワーク監視とログ管理という機能上、LSCはできるだけ停止させないことを推奨いたします。
ファイル収集時間とLSCサーバが停止する時間が重なっていないか
LSCが停止している時間とファイル収集時間が重なる場合、ファイルの取得が行えなくなります。
ファイル収集機能を利用される際には、どの時間に収集するかの「取得時間」を設定いたします。
この取得時間と、LSCが停止する時間が重なってしまいますとファイルの取得に失敗してしまいます。
取得時間とLSCサーバをシャットダウンする時間が重なっている場合には、
1.ファイル収集の設定
2.サーバの再起動時刻
上記のうちどちらかを変更していただきたく存じます。
ファイル収集の設定を変更される際には弊社ナレッジベースより、ファイル収集に関する記事をご参考ください。
LSCを正常に停止しているか
OSによってLSCが正規の手順以外で停止いたしますと、想定外のエラーが発生する可能性がございます。
Windowsの場合:
下図のようなデスクトップのショートカット「LogStare Collector(終了)」をクリックしていただき、正常に停止をしたことを確認したのちOSをシャットダウンしてください。
Linuxの場合:
rootユーザに昇格したのち、
下記のコマンドを打ち込んでください。
#cd /usr/local/logstarecollector/sbin
# ./stop_kallista.sh
停止を行う際の処理が発生しますので、WindowsとLinux共にLSCの停止処理を行ったのち時間をおいてからサーバのシャットダウンを行ってください。
OS再起動後にLSCが起動しているか
Windowsの場合:
Windowsサービス登録され、自動起動設定がされている以外の場合ですと手動でLSCを起動しなければなりません。
その場合にはショートカット「LogStare Collector(開始)」をクリックしていただき手動で起動してください。
Linuxの場合:
rootユーザに昇格したのち、
#cd /usr/local/logstarecollector/sbin
# ./start_kallista.sh
上記のコマンドを打ち込んでください。
機器の性能にもよりますが、起動する際にはある程度の時間がかかりますので数分後にLSCにアクセスしてください。
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