この記事ではLogStare Collector(以下、LSC)のアップデート手順について公開しております。
既に無償版をご利用の方で最新のLSCのバージョンを試されたい方を対象としています。
目次
LSCバージョン番号の確認方法(共通)
バージョン番号は、LSCのログイン画面で確認することができます。
1.LSCサーバーにブラウザでアクセスします。
例: http://localhost:80/
※LSCでは、chromeが推奨ブラウザになります。
2.ログイン画面が表示され、枠の一番下にバージョン番号が記載されます。
LSC2.2.0の場合:Copyright LogStare Inc. LogStare Collector ver. 2.2.0
以上です。
LSCアップデート手順
アップデート手順の流れについて説明しています。
事前準備
アップデートしたい最新版のLSCインストーラーをダウンロードしておくこと
最新版のLSCインストーラーは下記URLよりお申込みいただくことでダウンロードすることができます。
以前にお申し込みをされた方は再度のお申し込みお手続きとなります。
https://logstare.com/logstarecollector/
LSCのサービスを停止しておくこと
アップデート中はLSCのサービスを停止しておく必要があります。下記の通りサービスの停止をしてください。
Linux版LSC
1.rootユーザーでLSCをインストールしたサーバーにログインします。
2.LSCのインストールディレクトリ配下のsbinに移動してstop_kallista.shを実行します。
規定値のインストール先で実行した例(LSCインストール先が /usr/local/logstarecollectorの場合):
#cd /usr/local/logstarecollector/sbin #./stop_kallista.sh
3.psコマンドを実行しjavaのプロセスが動いていないことを確認します。
psコマンド実行例:
# ps -ax | grep java ※2行以上メッセージが出ないことを確認
Windows版LSC
1.管理者でLSCをインストールしたサーバーにログインします。
2.Windowsの設定「サービス」を開きます。
3.サービス名「LogStareCollector」を選択してサービスの停止を押します。
サービスに登録していない方はこちらの記事をご覧ください。
LSCの停止方法
4.サービスのステータスが停止中であることを確認します。
(必要に応じて)LSCをインストールしたサーバーのシステムバックアップをしておくこと
バックアップはアップデート後にうまく動作しない場合に戻していただく用途で利用します。
システムバックアップの方法につきましては、お使いのバックアップソフト等のマニュアルを別途ご確認ください。
アップデートは既存のLSCインストール先ディレクトリに新しいLSCインストーラーを使ってインストールすることでアップデートします。
基本的にインストールは数分程度で終了し、対象のフォルダ以下のモジュールの更新とWindowsはサービス再登録を行います。
アップデートがうまく行くまでは新しいインストールを削除せず置いておくことをお勧めいたします。
アップデート実行
下記の通りアップデートを実行します。
Linux版LSC
1.rootユーザーでLSCをインストールしたサーバーにログインします。
2.ダウンロードしたLSCインストーラー(ファイル名形式:logstare-collector-X.X.X-setup.bin)をサーバーにコピーします。
※ここでは /var/tmpにコピーを想定します。
3./var/tmpに移動してlogstare-collector-X.X.X-setup.binを実行します。
規定値のインストール先で実行した例(LSCインストール先が /usr/local/logstarecollectorの場合):
#cd /var/tmp #chmod +x logstare-collector-X.X.X-setup.bin #./logstare-collector-X.X.X-setup.bin
4.インストール先に既存のLSCインストール先を指定します。
Windows版LSC
1.管理者でLSCをインストールしたサーバーにログインします。
2.ダウンロードしたLSCインストーラー(ファイル名形式:logstare-collector-X.X.X-setup.zip)をサーバーにコピーします。
※ここでは c:\tempにコピーを想定します。
3.c:\tempに移動してzipファイルを解凍して、logstare-collector-X.X.X-setup.exeを取り出します。
4.logstare-collector-X.X.X-setup.exeを右クリック→管理者として実行で実行します。
5.インストール先に既存のLSCインストール先を指定します。
6.必要に応じてJavaディレクトリを指定します。規定値はLSCインストール先のJavaディレクトリです。
設定ファイルの見直し
古いLSCから新しいLSCをアップデート後、LSCを起動する前に念のため、以下設定ファイルのご確認と必要に応じてチューニングを行います。
Linux版LSC
{LSCインストール先}/sbin/start_kallista.sh
メモリ設定やLSC起動コマンドのOPTION関連の設定を確認してください。
この設定はアップデート後に初期化されるため、必ず設定の見直し再設定を行ってください。
メモリ設定変更の方法については下記をご覧ください。
LogStare Collectorのメモリのサイズの確認
{LSCインストール先}/sbin/kallista_env.sh
JDKのパスがこれまでと変更されていないことを確認してください。
※基本的に確認のみで、修正・変更する必要はありません。
Windows版LSC
{LSCインストール先}/sbin/start_kallista.bat
メモリ設定やLSC起動コマンドのOPTION関連の設定を確認してください。
この設定はアップデート後に初期化されるため、必ず設定の見直し再設定を行ってください。
メモリ設定変更の方法については下記をご覧ください。
LogStare Collectorのメモリのサイズの確認
{LSCインストール先}/sbin/kallista_env.cmd
JDKのパスがこれまでと変更されていないことを確認してください。
※基本的に確認のみで、修正・変更する必要はありません。
LSC起動
アップデート実行後は下記の通りLSCサービスを起動をしてください。
※インストーラーの画面で、ライセンスの入力を求められた場合は、正しくライセンスファイルが登録されていない可能性があります。
LogStareサポート窓口までご連絡ください。
Linux版LSC
1.rootユーザーでLSCをインストールしたサーバーにログインします。
2.LSCのインストールディレクトリ配下のsbinに移動してstart_kallista.shを実行します。
規定値のインストール先で実行した例(LSCインストール先が /usr/local/logstarecollectorの場合):
#cd /usr/local/logstarecollector/sbin #./start_kallista.sh
3.実行後、最終行に「Started @○○○○ms」というメッセージが表示されることを確認します。
Windows版LSC
1.管理者でLSCをインストールしたサーバーにログインします。
2.Windowsの設定「サービス」を開きます。
3.サービス名「LogStareCollector」を選択してサービスの起動(開始)を押します。
4.サービスのステータスが開始したことを確認します。
Attention!:ショートカット「LogStare Collector(開始)」を実行すると下図のようなアイコンが表示されることがあります。
このアイコンの表示中に、再度ショートカット「LogStare Collector(開始)」を実行すると、下図の「Configure(Java設定画面)」が表示されます。
LogStare Collector(開始)」を使ってLSCを停止した状態からLSCをスタートさせる場合は、一度LSCサービスを停止していただき、このアイコンを右クリック→「exit」でアイコンを消し、少したってから「LogStare Collector(開始)」を実行することでLSCサービスが開始されます。
起動確認
起動確認は、LSCのログイン画面で確認することができます。
1.LSCサーバーにブラウザでアクセスします。
例: http://localhost:80/
※LSCでは、chromeが推奨ブラウザになります。
2.ログイン画面が表示され、枠の一番下に新しいバージョン番号が記載されます。
LSC2.3.0の場合:Copyright LogStare Inc. LogStare Collector ver. 2.3.0
以上です。
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