LogStare Collector リファレンス

Windows版LogStare Collector起動前時点でのお問い合わせで連携いただきたい情報について

この記事は投稿日から2年以上経過しています。

当記事では、Windows版LogStare Collector(以下、LSCと記載)起動前の時点でのお問い合わせ時にて連携いただきたい情報について記載します。

更新履歴

2021/12/10 公開しました。

2024/3/12 LSCが停止した時の対応について追記しました。

LSCが起動しない、LSCにアクセスできない等の事象が発生した場合に連携いただきたい情報は下記になります。

  1. {LSCのインストール先ディレクトリ}/logstarecollector/sbin/配下に含まれる以下のファイル
    • start_kallista.cmd
      →上記ファイルには、LSCにて利用するポート情報やヒープメモリサイズが記載されています。
    • kallista_env.cmd
      →上記ファイルには、LSCの設定値について記載されています。
  2. {LSCのインストール先ディレクトリ}/logstarecollector/logs配下に含まれる以下のファイル
    ※存在しているファイルのみで問題ないです。最新日付のファイルのみ連携してください。

    • LogStareCollectorService.YYYY-MM-DD.log
    • logstarecollectorservice-stderr.YYYY-MM-DD.log
    • logstarecollectorservice-stdout.YYYY-MM-DD.log
      →上記3つのログファイルには、LSCサービスに関するログが出力されます。
    • lsc.log
      →上記ログファイルには、LSC自体のシステムログが出力されます。
  3. 利用しているJava情報
    →項番1の「kallista_env.cmd」に記載されています。
  4. OS情報(メモリやCPU情報)
  5. Windows Firewall機能の利用状況
    →LSCをインストールしたサーバにおいて、Windows Firewallが有効化されているかどうか連携してください。LSCへのアクセスに必要なポートでの通信が許可されていない場合があります。

上記5項目の情報をお問い合わせ時に連携いただければと思います。下記項目につきましては、サポートから指示された時に実施してください。

  1. LSCをインストールしたサーバにて管理者権限でコマンドプロンプトを実行し次のコマンドの出力結果を共有
    • 「wmic process where "name = 'java.exe'" get name,ProcessID,commandline」
    • 「wmic process where "name = 'javaw.exe'" get name,ProcessID,commandline」
      →上記2つのコマンドは、Java(LSC)の稼働状況を確認するためのコマンドです。
    • ipconfig /all
    • netstat -anb
    • hostname
    • ping <<ホスト名指定>>
    • ping www.google.com
      上記4つのコマンドは、LSCをインストールしたサーバのNW状況を確認するためのコマンドです。
      ※「>」でのリダイレクトや「| clip」を利用いただくことで、出力結果をテキストファイルに転記しやすくなります。

LSCが停止した時の対応について

Windowsキーをクリックして「タスクマネージャー」と入力して、タスクマネージャーを開いてください。

「詳細」タブを開き「java.exe」が実行中であるかご確認ください。

「java.exe」が実行中でなかった場合LSCが停止していることが考えられますので以下の手順で起動します。

Windowsキー + R を押して、Windowsコマンドプロンプトを開きます。

cd C:\LogStareCollector\sbin

C:\LogStareCollector\sbin>start_kallista.bat

5分ほど経過したら、再度タスクマネージャーから「java.exe」が実行中になっているか確認します。

「java.exe」が実行中でしたら、LSCが起動していると考えられるので、LSCにアクセスします。

ブラウザを立ち上げアドレス入力欄に「http://127.0.0.1/」を入力して実行します。

ログイン画面が表示されたら、ユーザID「admin」パスワード「root1234」と入力して、ログインします。

「java.exe」が実行中にならない場合や、ログイン画面が表示されない場合

Windowsキー + R を押して、Windowsコマンドプロンプトを開きます。

cd C:\LogStareCollector\sbin

C:\LogStareCollector\sbin>stop_kallista.bat

5分ほど経過したら、再度Windowsキー + R を押して、Windowsコマンドプロンプトを開きます。

cd C:\LogStareCollector\sbin

C:\LogStareCollector\sbin>start_kallista.bat

5分ほど経過したら、再度タスクマネージャーから「java.exe」が実行中になっているか確認します。

「java.exe」が実行中でしたら、LSCが起動していると考えられるので、LSCにアクセスします。

ブラウザを立ち上げアドレス入力欄に「http://127.0.0.1/」を入力して実行します。

ログイン画面が表示されたら、ユーザID「admin」パスワード「root1234」と入力して、ログインします。

再度実行してもLSCにアクセスできない場合は以下の情報を送付して下さい。

Windows + E を押して「エクスプローラー」を開きます。

次のパスに移動します。 「C:\LogStareCollector\logs\」

LSCの起動を試みた日付けの「lsc.log.yyyymmdd.gz」ない場合は「lsc.log」を取得して送付して下さい。

 

以上でWindows版LogStare Collector起動前の時点でのお問い合わせ時にて連携いただきたい情報についての説明は終了となります。

記載されている会社名、システム名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

当社製品以外のサードパーティ製品の設定内容につきましては、弊社サポート対象外となります。

i-filter-cloudのアクセスログを収集i-FILTER@CloudのアクセスログをLogStare Collectorで収集するための設定前のページ

Windows版LogStare Collectorを利用時にWMI収集対象サーバからイベントID「10036」のログが発生する事象について次のページ

ピックアップ記事

  1. ログフォワーダー「okurun.jar」について
  2. 自社製品をAMIにしてAWSマーケットプレイスへ出品
  3. IoT機器「Raspberry pi」とLogStare Collectorで温…
  4. Zabbixヒストリデータのレポート生成について

関連記事

月額200円でM356の監査ログの運用レベルUP LogStare M365

AWSのログ分析・モニタリングに 次世代のマネージド・セキュリティ・プラットフォーム LogStare

  1. ログ分析・監視テクニック

    nProbeであらゆる通信をログに記録し可視化する
  2. デフォルト画像イメージ

    FortiGate

    FortiGateのSD-WAN設定について
  3. 実践記事

    DNSキャッシュポイズニングやってみた
  4. NW機器

    PaloAltoのIPsec IKEv1 Phase1におけるトラブルシューティ…
  5. NW機器

    SonicWall UTMにSyslog送信設定を追加する方法について
PAGE TOP