Nutanix Prism ElementにOVAファイルをインポートする方法

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Nutanix Prism ElementにOVAファイルをインポートする方法

この記事は投稿日から3年以上経過しています。

当記事では、Nutanix Prism ElementにOVAファイルをインポートする方法について紹介します。

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動作環境
本記事で紹介するNutanixのバージョンは以下の通りです。
Nutanix バージョン 5.15.3 LTS – Starter License

Prism Elementとは?

Prism Elementとは、Nutanix標準のweb管理コンソールのことです。

Prism Centralとの違いは、Prism Centralが複数のクラスターを管理するコンソールであるのに対し、Prism Elementは単一のクラスターを管理するコンソールとなります。

Prism ElementにOVAファイルをインポートする手順

初めにインポート対象となるOVAファイルを用意します。今回は自社製品のログコレを基に紹介します。注意点として、Prism ElementではOVAファイルをそのままインポートすることはできません。そのため、以下の手順で仮想マシンを構築する必要があります。

  1. OVAファイルを展開
  2. ovfファイルの設定を確認
  3. NutnaixへDISKとしてvmdkファイルをインポート
  4. ovfファイルの設定を基にNutanixで仮想マシンを構築

手順1 OVAファイルを展開

OVAファイルを選択し、右クリック「展開」をします。

OVAファイルを展開

展開後、.ovfファイル、.vmdkファイルがあることを確認します。

.ovfファイル、.vmdkファイルがあることを確認

手順2 ovfファイルの設定を確認

テキストエディタで.ovfファイルを開きます。ovfファイルとは、仮想マシンの構成情報が記述されたxml形式のファイルです。
この中のディスク容量、CPU数、メモリ容量を確認します。

ovfファイルの設定を確認

ovfファイルの設定を確認2

画像より、ディスク容量が20GB、CPUが2コア、メモリが2GBであることがわかります。

手順3 NutnaixへDISKとしてvmdkファイルをインポート

Nutanixへログインし、設定へ移動します。

Nutanixへログインし、設定へ移動

「イメージ設定」 > 「イメージをアップロード」を押します。

「イメージ設定」 > 「イメージをアップロード」を押す

各項目を入力し、「Upload file」でvmdkファイルを選択し「保存」を押します。

「Upload file」でvmdkファイルを選択し「保存」を押す

以下のように追加されていれば完了です。

「Upload file」でvmdkファイルを選択し「保存」を押し完了

手順4 ovfファイルの設定を基にNutanixで仮想マシンを構築

仮想マシンへ移動します。

仮想マシンへ移動

「仮想マシンを作成」を押します。

仮想マシンを作成

ovfファイルで確認したスペック通りに仮想マシンを設定します。

仮想マシンを設定

Disksで「Add New Disk」を選択します。

Add New Disk

下の画像の通りに設定し、インポートしたイメージを選択します。

インポートしたイメージを選択

その他、仮想マシンに必要な設定を入れ「Save」を押して作成します。

仮想マシンに必要な設定を入れ「Save」を押す

仮想マシンの作成後、「power on」を押しOSが立ち上がれば完了です。

「power on」を押しOSが立ち上がれば完了

参考:How to import an OVA image to AHV cluster

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当社製品以外のサードパーティ製品の設定内容につきましては、弊社サポート対象外となります。

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