LogStare Collector リファレンス

METRICS(メトリクス)収集の使用方法

この記事は投稿日から2年以上経過しています。

当記事ではLogStare Collector v2.1.2 build 210715 以降のバージョンにて追加された新機能であるMETRICS(メトリクス)収集の使用方法について記載します。

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各設定項目の説明は下記の通りです。

IPアドレス
登録した機器のIPアドレスとなります。
※ METRICS(メトリクス)収集では、登録する機器のIPアドレスは問わないため、「127.0.0.1」を使用することも可能です。

REST API
収集対象のREST APIを記載します。
※ REST APIのURLにつきましては、収集対象側のREST API仕様をご覧ください。

認証使用
監視対象へ接続する際に認証を使用する場合に設定します。
OAuth2.0認証の利用については以下の記事をご参照ください。
METRICS(メトリクス)監視と収集におけるOAuth設定と認証設定について

ヘッダ
LogStare Collector v2.4.1 build 250210 にて追加された新機能です。
任意のヘッダを追加する場合に使用します。

ボディ
LogStare Collector v2.4.1 build 250210 にて追加された新機能です。
任意のボディを追加する場合に使用します

Proxy選択
監視対象へ接続する際にProxyを使用する場合に設定します。

METRICSパス
REST APIによって取得したJSONデータから、XPathを設定します。
Wizardを使用することでGUI上でXPathが設定可能になります。

JSON-XPathヘルプ [HELP-ID:M01-001]

※JSONデータの各部にアクセスするためにXPathを利用することが可能です。
ドット表現式、ブラケット表現式のいずれを使ってください。

以下はJSONデータを二つ表現式を用いてアクセスする事例を表示します。

{
  "greeting":["hello", "world"],
  "polite": true,
  "position": {"x":20, "y":10},
  "employes": [
    {"name":"John", "age":23},
    {"name":"Peter", "age":30},
   ]
}

JSON-XPathヘルプ [HELP-ID:M01-002]

※JSONデータの各部にアクセスするためにXPathを利用することが可能です。
ドット表現式、ブラケット表現式のいずれを使ってください。

以下はJSONデータを二つ表現式を用いてアクセスする事例を表示します。

{
  "devices":[
      {"name":"computer(first)", "createdDateTime": "2021-01-05 10:10:00"},
    {"name":"mouse", "createdDateTime": "2021-01-06 20:30:00"},
      {"name": "printer", "createdDateTime": "2021-02-07 14:50:00"},
      …
      {"name":"keyboard (lastone)", "createdDateTime": "2021-04-08 16:20:00"},
  ]
}

前回実行時間のオーバーライド

前回実行時間をオーバーライドするために取得したJSONデータから、XPathを設定します。
Wizardを使用することでGUI上でXPathが設定可能になります。

LogStare Collector v2.4.1 build 250210 にてオプション「昇順ソート後の末行データ利用」を追加しました。オーバーライド対象の時間を指定する際、取得するJSONデータが時間を基準にソートされていない場合にご利用いただけます。このオプションを選択するとXPathとして設定した時間を対象に収集したデータを昇順でソートし、最後の時間を前回実行時間としてオーバーライドします。

例えば以下のようなJSONデータの場合は、LSCの設定画面で「$[2]['datetime']」と設定すると、LSCでJSONデータを収集後、datetimeを基準にLSC上でJSONデータをソートして収集します。そして前回実行時間のオーバーライドの対象としては「2025-02-18 04:36:36」が利用されます。LSCの設定画面で「$[0]['datetime']」「$[1]['datetime']」「$[3]['datetime']」「$[4]['datetime']」を設定しても同様の結果となります。

このオプションを選択してログを収集した場合、LSC上でのログ収集時間が収集したデータを昇順でソートした時の最後の時間となります。

[
  {
    "order_num": 1,
    "unixtimestamp": 1739853396,
    "datetime": "2025-02-18 04:36:36",
    "timeorder": 5
  },
  {
    "order_num": 2,
    "unixtimestamp": 1739768695,
    "datetime": "2025-02-17 05:04:55",
    "timeorder": 2
  },
  {
    "order_num": 3,
    "unixtimestamp": 1739840307,
    "datetime": "2025-02-18 00:58:27",
    "timeorder": 4
  },
  {
    "order_num": 4,
    "unixtimestamp": 1739766192,
    "datetime": "2025-02-17 04:23:12",
    "timeorder": 1
  },
  {
    "order_num": 5,
    "unixtimestamp": 1739827809,
    "datetime": "2025-02-17 21:30:09",
    "timeorder": 3
  }
]

時間演算

前回実行時間のオーバーライドでLogStare Collector v2.4.1 build 250210 にて追加したオプション「昇順ソート後の末行データ利用」選択時に利用できます。前回実行時間のオーバーライド対象がunixtimeの時、LSC上でのログ収集時間を指定したタイムゾーンに変換します。

以上でMETRICS(メトリクス)収集の使用方法については説明は終了となります。

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