当記事では、LogStare Collector v2.1.3 build 211029にて追加された新機能であるCloudWatch監視の設定について記載します。
その他の新機能・変更・修正内容につきましては以下の記事を参照してください。
LSC v2.1.3 build 211029 リリースノート
目次
更新履歴
2021/11/05 公開しました。
2021/11/16 更新履歴を追加しました。CloudWatch監視に必要な権限についてのリンクを追加しました。
対象バージョン
LogStare Collector v2.1.3build211029以降のバージョン
CloudWatch監視 とは...
aws cliを用いてCloudWatchのメトリクスをLogStare Collectorにて取得する機能となります。利用する際には、LogStare Collectorサーバにてaws cliを予めインストールし必要な権限を割り当ててください。
v2.1.3リリース時点では、EC2,EBSのメトリクスを監視対象と出来ます。詳細は以下の記事をご参照ください。
CloudWatch監視対応サービス一覧
CloudWatch監視を利用するうえで必要な権限については以下の記事をご参照ください。
CloudWatch監視に必要な権限について
CloudWatch監視設定
本記事では、EC2インスタンスメトリクスの「CPUUtilization」を例に説明します。
- 「監視・収集」項目の「監視」ボタンを選択し、プルダウンメニューから「CloudWatch監視」を選択します。
- 表示された「監視・収集追加」画面にてCloudWatch監視情報を入力します。
- 監視・収集項目:「EC2_インスタンスメトリクス」を選択します。当選択項目の内容につきましては以下の記事をご参照ください。
CloudWatch監視対応サービス一覧 - 監視項目名:任意の監視項目名を設定します。管理上、対象となるメトリクスやインスタンス、サービスに応じた名称を設定することを推奨します。
- 監視ON/OFF:監視ONが選択されていることを確認します。
- 取得エラー判定回数:「注意」「警告」にそれぞれ値を設定します。詳細につきましては下記の記事をご参照ください。
取得エラー判定回数と閾値の監視設定について - IPアドレス:監視対象のIPアドレスを設定します。
※CloudWatch監視では、登録する機器のIPアドレスは問わないため、当記事では「127.0.0.1」を使用します。 - タイムアウト:タイムアウト値を設定します。
- ネームスペース: 取得対象とするAWSサービス名を選択します。監視・収集項目にて選択した監視項目によって予め選択できるAWSサービス名が限定されます。
- メトリクス名:取得対象とするメトリクスを選択します。当記事では「CPUUtilization」を選択します。
- プロファイル:aws cli実行時にプロファイルを設定します。空欄の場合はプロファイル「default」がcli実行時に利用されます。
- ディメンション:ネームスペース、メトリクス名、プロファイルを設定した状態で「Wizard」を押下すると、GUIにて取得可能なディメンションを設定できます。
- 取得値タイプ:aws cli実行時のstatisticを選択します。取得対象のメトリクスに応じて選択してください。
- 検知タイプ:アラート通知設定方法を選択します。取得値が数値の場合は「閾値設定」を選択し取得値がテキストの場合は「マッチング検知」を選択します。
- 閾値設定/マッチング検知:検知タイプにて設定したタイプに応じたアラート条件を設定します。アラートメール通知を行うためには環境設定にて通知設定を行う必要があります。環境設定の詳細につきましては、下記の記事をご参照ください。アラートが必要ない場合は設定の必要はありません。
LogStare Collector における環境設定について - アラートメール送信先:当該監視項目におけるアラートメール送信先を設定します。詳細につきましては下記の記事をご参照ください。
アラートメールの仕様(環境設定/個別設定)
- 監視・収集項目:「EC2_インスタンスメトリクス」を選択します。当選択項目の内容につきましては以下の記事をご参照ください。
- 右下の「追加」を押下すると追加確認画面が表示されますので「はい」をクリックします。
以上でCloudWatch監視の設定についての説明は終了となります。
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