A10ThunderをSNMPで監視する

NW機器

A10 ThunderをSNMPで監視するための設定方法

この記事は投稿日から2年以上経過しています。

当記事では、A10ネットワークス社  Thunder シリーズのSNMP(v2)を有効化する方法について記載します。

対象バージョン

ACOS 4.1.4
※当記事は、VMware ESXi 7上に構築したvThunderによる検証結果をもとに執筆しております。

前提条件

ManagementインターフェースにIPアドレスが設定されており、WebベースのGUIで操作できることとします。
設定するSNMPのバージョンはv2cのみとします。
GUIの基本的な操作(設定のsave等)については記載を割愛しております。

SNMPの設定

SNMPの設定では、「SNMPの有効化」と「SNMPユーザの設定」を行います。

SNMPの有効化

GUIの[System]->[Monitor]に移動し[SNMP]タブを選択します。
SNMP有効化の設定

"System SNMP Service"を"Enable"に変更します。
SNMP有効化の設定

SNMPユーザの作成

[SNMPv1-v2c Users]タブへ移動し、[Create]をクリックします。
SNMPユーザの作成

以下のように設定します。

  1. 「User Name」に任意のユーザ名を入力します。
  2. 「Community」にコミュニティ名を入力します。
  3. 画面中央右側の[Add]をクリックします。
  4. SNMPクエリ送信元のIPアドレスやネットマスクを入力します。

SNMPユーザの作成

SNMP Trapの設定

SNMP Trapの送信設定を行う場合は、[System]->[Monitor]に移動し[SNMP]タブの"Trap Host"に送信先SNMPサーバ(マネージャ)の情報を登録します。
SNMP Trapの設定

なお、送信するTrapのログレベルについては、[System]->[Settings]の[Logging]タブで設定することができます。
SNMP Trapの設定

(参考)CLIでの設定

これまでの設定内容はCLIでは以下のようになります。

snmp-server enable service
!
snmp-server SNMPv1-v2c user public
  community read encrypted xxxxxx
  remote 192.168.123.81 255.255.255.255
!
snmp-server host 192.168.123.81 version v2c public
!

MIBファイル

MIBファイルは[System]->[Monitor]に移動し[SNMP]タブの[SNMP MIB Download]をクリックすることでダウンロードできます。

LogStare Collectorでの監視設定

LogStare Collectorでの監視方法については以下の記事をご参照ください。

LogStare CollectorではA10 Thunderシリーズの監視項目の自動スキャンに対応しており、CPU使用率やメモリ使用率、セッション数等、必要な項目を自動で監視項目として追加できます。

監視可能な内容(監視項目)は以下の記事をご参照ください。

以上です。

LogStare Collector 無償版

記載されている会社名、システム名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。

当社製品以外のサードパーティ製品の設定内容につきましては、弊社サポート対象外となります。

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