SecuAvail NEWS(Vol.11 2017.7)
次世代ファイアウォールの膨大なログを使いこなす!
コラム
4月に17名の新たな仲間を迎えた。1ヶ月の集合研修後、職場に仮配属されて毎日様々なことを学んでいる。
普通なら社会人、セキュリティエンジニアとしての常識や知識を覚える時期だが、弊社ではそれは許されない。覚えることを原則禁止しているからだ。あくまでも考え方だが、覚えるはNGで、理解することが大事だと徹底指導する。覚えたことはいつか忘れるし、応用が利かない。状況を理解してこそ適切な判断ができる。これがプロの仕事と、説く。
つまり、先ずは「分かる」ことからスタートするのだが、よく聞いて考えることで「解る」ようになり、どのように対応すべきか「判る」ようになる。
自らの判断で提供した成果物が価値となり顧客満足を高める。サービス事業であるからには顧客の環境、状況、目的を理解せねば有益な提案はできない。
そのためには「顧客を知る」必要がある。知る手段として有効なのは聞くことだが、これも聞くだけではダメ。「聞く」ことから始めて、詳細を「聴く」、それ故「訊く」必要がある。訊くことで得た情報が提案のスパイスとして「利く」ようになり、それを実行することでセキュリティ対策が「効く」。そういう論法で顧客と向き合う姿勢を教育する。言葉遊びのようではあるが、本質的な理解へ導くには有効だ。
弊社開催のセミナー「セキュリティ講座」でも、日常的なセキュリティ用語からその本質的な意味と実効性のある対策を導く…というテーマで講義をしている。「おもしろそうだな…」と、思われた方は是非「セキュリティ講座」にお越しいただきたい。「わかる」と「きく」が体験できます。