当記事では、ApresiaNP2100-24T4XにおけるSyslog、SNMP、SNMP-Trapの設定方法について解説します。
これらの監視項目をLogStare Collector (以下LSC) にて収集・監視できるよう設定します。
目次
はじめに
機器情報
ハードウェア:ApresiaNP2100-24T4X(ApresiaNP2100シリーズ)
対象バージョン:ver. 1.13.02
前提条件
管理アクセス用IPアドレス:172.23.61.172をmgmtインターフェースに割り振っています。
SNMPバージョン:v2cのみとします。
SYSLOG設定
重大度レベルが informational より高いシステムメッセージを、Syslogサーバー(今回はLSC) 172.23.61.84 にロギングする方法を示します。
APRESIA側の設定
●CLI
設定コマンド
# configure terminal (config)# logging server 172.23.61.84 severity informational |
※UDP portやFacilityはデフォルトのままなので、入力する必要はございません。
上記コマンド投入後、show running-configで以下の表示がされることを確認します。
# SYSLOG
logging server 172.23.61.84 severity informational facility 23 port 514 |
LSC側の設定
LSCでのSyslogの設定方法については、以下の記事をご参照ください。
こちらの設定が完了すると、以下のようにLSCにログが出力されるようになります。
取得例)インターフェースのリンクアップ/ダウンを出力
SNMP設定
機器を監視・管理するためにSNMPの設定を行います。トラフィック情報やCPU使用率、メモリ使用率等を可視化できます。
APRESIA側の設定
●CLI
・SNMP機能の有効化
設定コマンド
# configure terminal (config)# snmp-server |
・SNMPコミュニティを作成
設定コマンド
# configure terminal (config) # snmp-server community SecuAvail ro |
※今回、コミュニティ名はSecuAvailと設定しています。またMIB情報のアクセス権限は読み込み操作のみを許可します。
上記コマンド投入後、show running-configで以下の表示がされることを確認します。
# SNMPV3
snmp-server snmp-server group SecuAvail v1 read CommunityView notify CommunityView snmp-server group SecuAvail v2c read CommunityView notify CommunityView snmp-server community SecuAvail view CommunityView ro |
LSC側の設定
LSCでのSNMP監視の設定方法については以下の記事をご参照ください。
※SNMPバージョンは2を、SNMPコミュニティはSecuAvailを設定してください。
設定が完了すると、以下のようにSNMP監視を行うことが出来ます。
取得例)CPU使用率(5秒間平均)
その他監視できる項目(一例)
監視項目 | 説明 |
CPU使用率 | 装置の直近5秒間、1分間、5分間の平均CPU使用率[%]を示します。 |
DRAM使用率 | DRAMのメモリ容量[KB]と使用中の容量[KB]を用いて、DRAM使用率[%]として弊社の基盤にて取得可能です。 |
温度監視 | 測定された内部温度[℃]を示します。 |
ファン監視 | 冷却ファンの状態を示します。 |
電源監視 | 電源の状態を示します。 |
SNMP-TRAP設定
SNMP-Trapを設定することで、機器内で異常が検知された際にSNMPエージェントがSNMPマネージャにトラップを通知します。
これにより、機器の問題を即座に把握することが可能になります。
APRESIA側の設定
●CLI
・SNMPトラップのグローバル設定を有効化
設定コマンド
# configure terminal (config)# snmp-server enable traps |
・SNMP標準トラップの送信を有効化
設定コマンド
# configure terminal (config)# snmp-server enable traps snmp authentication (config)# snmp-server enable traps snmp linkup (config)# snmp-server enable traps snmp linkdown (config)# snmp-server enable traps snmp coldstart (config)# snmp-server enable traps snmp warmstart |
※authenticationやlinkupなどは1つずつ指定する必要があります。複数指定して設定することはできません。
・SNMPトラップの宛先を指定
設定コマンド
# configure terminal (config)# snmp-server host 172.23.61.84 version 2c SecuAvail |
※今回、SNMPのバージョンは2を設定しており、コミュニティはSecuAvailとしております。
上記コマンド投入後、show running-configで以下の表示がされることを確認します。
# BASIC
snmp-server enable traps snmp warmstart snmp-server enable traps snmp coldstart # SNMPV3 snmp-server snmp-server enable traps snmp-server group SecuAvail v1 read CommunityView notify CommunityView snmp-server group SecuAvail v2c read CommunityView notify CommunityView snmp-server community SecuAvail view CommunityView ro snmp-server host 172.23.61.84 version 2c SecuAvail port 162 snmp-server enable traps snmp authentication snmp-server enable traps snmp linkup snmp-server enable traps snmp linkdown |
LSC側の設定
LSCでの監視方法については以下の記事をご参照ください。
※SNMPバージョンは2を、SNMPコミュニティはSecuAvailを設定してください。
- 監視対象デバイスの設定 ※上記で対応済みの場合は不要です。
- SNMP-Trap監視設定と具体的な設定方法について
設定が完了すると、以下のように監視を行うことが出来ます。
取得例)インターフェースのリンクアップ/ダウンを検知
LSCにおけるダッシュボードについて
LSCのダッシュボードでは、監視対象デバイスに設定している監視・収集項目を視覚的に確認することが可能です。
LSCのダッシュボードの設定方法については、以下の記事をご参照ください。
設定が完了すると、以下のように監視・収集項目を可視化することが可能です。
取得例)CPU使用率
取得例)DRAM使用率
参考:設定を保存する
これまで、様々な設定項目を入れてきましたが、電源を落としたり、再起動を行ったりすると、設定した内容が消えてしまうため、各設定を入力後は保存することを推奨します。
●CLIの場合
以下コマンドを入力して保存します。
# copy running-config startup-config |
おわりに
今回はApresiaNP2100-24T4XにおけるSyslog、SNMP、SNMP-Trapの設定方法について解説しました。
CLIでの設定を試しましたが、他社のスイッチの設定コマンドと大きな違いはないため、一度スイッチを触ったことがある方なら、容易に設定できるかと思います。
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