当記事では、LogStare Collector v2.3.2 build 220823にて追加された新機能であるCloudWatch Logs収集の設定について記載します。
その他の新機能・変更・修正内容につきましては以下の記事を参照してください。
LSC v2.3.2 build 220823 リリースノート
目次
更新履歴
2022/08/29 公開しました。
対象バージョン
LogStare Collector v2.3.2 build 220823以降のバージョン
CloudWatch Logs収集 とは...
aws cliを用いてCloudWatch Logsの特定のロググループに集約されたログデータをLogStare Collectorにて取得する機能となります。利用する際には、LogStare Collectorサーバにてaws cliを予めインストールし必要な権限を割り当ててください。
CloudWatch Logs収集に必要な権限について
aws cliはバージョン2である必要があります。aws cliバージョン2につきましては、以下の記事を参照して下さい。
Linux系OSにaws cliバージョン2をインストールする方法について
WindowsServerにaws cliバージョン2をインストールする方法について
AmazonLinux2において、aws cliのバージョンを1から2へ変更する方法について
CloudWatch Logs収集設定
本記事では、予め用意したロググループ「test-vpc-flow-log」を例に説明します。
- 「監視・収集」項目の「収集」ボタンを選択し、プルダウンメニューから「CloudWatch Logs収集」を選択します。
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- 監視・収集項目:「CloudWatch Logs収集」を選択します。
- 収集ON/OFF:収集ONが選択されていることを確認します。
- 取得エラー判定回数:「注意」「警告」にそれぞれ値を設定します。詳細につきましては下記の記事をご参照ください。
取得エラー判定回数と閾値の監視設定について - 収集項目名:任意の収集項目名を設定します。管理上、サービスに応じた名称を設定することを推奨します。また、1つのデバイスにて同一名称のCloudWatch Logs収集を設定することは出来ません。
- IPアドレス:収集対象のIPアドレスを設定します。
※CloudWatch Logs収集では当項目は利用しません。 - 実行周期(分):CloudWatch Logs収集の実行周期を指定します。設定範囲は、1分から1440分(1日 1440分)です。
- プロファイル:aws cli実行時にプロファイルを設定します。空欄の場合はプロファイル「default」がcli実行時に利用されます。
- ロググループ:取得対象となるロググループを記載します。
- ログストリームプリフィックス:オプションとしてログストリームプリフィックスを指定できます。空欄でも問題ありません。
- フィルタパターン:オプションとしてフィルタパターンを指定できます。空欄でも問題ありません。以下URLの--filter-patternオプションに指定可能な構文と同等となります。
tail — AWS CLI 2.7.26 Command Reference - logs - テキストマッチング:収集したログデータにおいて、指定した文字列が含まれる場合にアラートメールを通知させるための設定です。詳細は以下の記事をご参照ください。
テキストマッチングについて
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- 右下の「追加」を押下すると追加確認画面が表示されますので「はい」をクリックします。
以上でCloudWatch Logs収集の設定についての説明は終了となります。
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当社製品以外のサードパーティ製品の設定内容につきましては、弊社サポート対象外となります。