SecuAvail NEWS(Vol.11  2017.7)

「EternalBlue」、現在もマルウェアの拡散に悪用

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2017.7

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セキュリティ情報

「EternalBlue」、現在もマルウェアの拡散に悪用

世界中に拡散し被害を及ぼしたランサムウェア「WannaCry」の被害拡大の一因となった、WindowsOSの特定バージョンの脆弱性を悪用するツール「EternalBlue」が、現在もマルウェアの拡散に使われていることが、米セキュリティ企業・FireEyeの発表で明らかになりました。

米セキュリティ企業が確認

「EternalBlue」は、もともとは米国家安全保障局(NSA)が開発したツールで、何者かが流出させたとみられています。Windowsのファイル共有プロトコルの実装に関する脆弱性を悪用し、標的のコンピュータ上で任意のコードを実行できるようにします。
FireEye社のブログによると、コンピュータにバックドアを作成する「トロイの木馬」や、データ窃取やコンピュータ乗っ取りが可能なマルウェアの拡散に、「EternalBlue」とVBスクリプトの組み合わせが使われているのを、それぞれシンガポールと東南アジア地域で確認したとのこと。今後数週間、あるいは数ヶ月にわたり、この脆弱性を悪用したさらなる攻撃や感染拡大が予想されるとしており、マイクロソフト社が配布しているセキュリティパッチの早期適用を呼び掛けています。

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