SecuAvail NEWS(Vol.12  2017.11)

「無知」と「無恥」

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vol.12
2017.11

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コラム

「無知」と「無恥」

我々は日常、様々な言葉を用いて会話をする。言葉にはそれぞれ持っている意味がある。

辞書で調べると意味を知ることはできるが、その言葉が人にもたらす印象や影響は、聞く側の人生観や経験により変わってくるのではなかろうか。

先日、耳にしたことである。
「営業力が不足しているので、売上目標を達成できないのです。」自らの行動で継続的に売上目標を達成する能力を営業力と定義するなら、確かにその能力不足が未達成の要因となるかもしれない。

しかし、果たしてそうなのだろうか。

20年以上営業職に携わった筆者には、このコメントに違和感を禁じ得ない。

営業力の不足とは何を示唆しているのか?何をもってその力を身につけたとするのか?営業力という力を持っているから目標が達成できるのではなく継続して達成したという実績が、結果として営業力があると評価されるのではないだろうか。

つまり、営業力があるから達成できるのではなく、達成の継続という実績そのものが営業力ではないだろうか。その力を養うために自らが行動し創意工夫の積み重ねをするしかないのである。

人のフリを見ても力は養えるはずもなく、与えられるものでもない。
目標達成に向けて能動的に周りが驚くほど行動する力。言い換えるならばこれを営業力と評しても良いではなかろうか。

営業力不足という一言で未達成を説明することが、いかに恥ずかしいことか。

知らないことは勉強で補えるが、恥ずかしいと思う気持ちが無い…無恥はどう解消したら良いのか…謙虚に顧客と向き合うことがまずは第一歩かもしれない。

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