当記事では、LogStare Collector(以下、LSCと記載)におけるPING監視の各設定項目について記載します。
目次
変更履歴
2024/03/27 ノード監視パラメータにてポーリングを実施するタイミングについて記載しました。
PING監視 とは...
LogStare Collectorに監視対象機器から応答があるかどうか、送信開始から受信完了までの所要時間などを調査するための機能となります。
監視対象機器との接続性や到達性の確認等にご利用いただけます。
使用方法
設定項目
各設定項目の説明は下記の通りです。
- 監視ON/OFF
- 監視の実施有無を選択できます。
- 取得エラー判定回数
- 取得エラーと判定されるまでの回数を設定できます。取得エラーにつきましては、下記を参照してください。
取得エラー判定回数と閾値の監視設定について
- 取得エラーと判定されるまでの回数を設定できます。取得エラーにつきましては、下記を参照してください。
- 監視項目名
- DSVやダッシュボード、アラートメールの件名に表記される監視項目名を設定できます。
- IPアドレス
- PING監視対象のIPアドレスを設定できます。
- タイムアウト(秒)
- PINGが実行されてから、タイムアウト(秒)にて設定した秒数以内にレスポンスがない時、タイムアウトが発生したとみなされます。
- ノード監視パラメータ
- PINGにてタイムアウトが発生した時、ノード監視パラメータに設定されている回数まで、再度PINGを実行します。上記設定の場合、タイムアウトが発生するたびに最大5回PINGを実行します。5回すべてタイムアウトが発生した時、取得エラー1回分と判定されます。
- なお、このノード監視パラメータで設定した、リトライとなるPING監視は、デバイス毎に設定されている監視間隔と独立したタイミングでPING監視を行います。
例:
12:00 00秒 PING実行(監視間隔に基づく監視)
→タイムアウト
12:00 10秒 PING実行(タイムアウトを受けてのリトライ)
→タイムアウト
12:00 20秒 PING実行(タイムアウトを受けてのリトライ)
→成功
12:03 00秒 PING実行(監視間隔に基づく監視 12:00 00秒から180秒後)
→成功
- 閾値設定
- PING取得にかかる時間が特定値を超えた時にアラートを飛ばしたい場合に設定する項目です。以下の図の場合、連続3回取得にかかる時間が100ms以上の場合、分析注意として判定されます。取得エラーとの違いは、下記を参照してください。
取得エラー判定回数と閾値の監視設定について
- PING取得にかかる時間が特定値を超えた時にアラートを飛ばしたい場合に設定する項目です。以下の図の場合、連続3回取得にかかる時間が100ms以上の場合、分析注意として判定されます。取得エラーとの違いは、下記を参照してください。
- アラートメール送信先
- 当設定につきましては下記を参照してください。
アラートメールの仕様(環境設定/個別設定)
- 当設定につきましては下記を参照してください。
Ping監視の処理開始時刻と監視間隔の関係
Ping監視は、負荷を避ける為に1台づつ5秒の間隔で処理を開始する仕様となっています。
内部的に自動で設定され、開始時刻の指定はできません。
Ping監視対象として10台登録をした場合には下記の様になります。
1台目 00:00:00開始
2台目 00:00:05開始
~
10台目 00:00:45開始
監視間隔を60秒に設定した場合、13台目と1台目が同時刻にPing監視処理を実行することになりますが、
このように重複して処理を行えるのは最大10台となっています。
監視間隔を短く設定する場合は、上記仕様にご留意ください。
以上でPING監視の設定項目についての説明は終了となります。
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